驕るもの久しからず。吉村昭の平家物語 KAKOYOGAは京王線南大沢駅徒歩12分

今日は1日家にいて、『吉村明の平家物語』を読了。平家一門の栄華から平家一門が断絶になるまでのお話。戦で死ぬ人たちの家族の悲哀が色濃く描かれている。登場人物の心理描写ではなく、徹底して行動描写で描かれている。具体的な行動を描くことで、その人の心理状態がわかる。裏切りあり、誠実を貫く者あり。いつの世も人の心は変わらない。「驕るもの久しからず」。中学、高校で切文で読む野と、全文読み通しのでは、全く印象が違う。『方丈記』もしかり。古典の勉強は奥が深い。さて、次は何を読もうかなあ。