筋肉を増やすには食事のタイミングが大事
筋肉を太くするには筋力トレーニング後の食事の質・量の他にも、どのようなタイミングで食事をとるかによって差が生じます。
筋トレが終わると、壊れた筋肉を再生するために成長ホルモンが分泌され、出来るだけ早く再生しようとします。いくつになっても成長ホルモンは分泌されます。
それは運動後30分から1時間以内でピークになり、以後は緩やかに低下します。
ピークの前からタンパク質を摂取すると、タンパク質の合成速度が速まります。
つまり、筋トレを終えたら、できるだけ早く、できれば30分以内に食事をすることが重要です。
このタイミングを逃すと筋肉を太くする効果が低くなってしまいます。
何をどう食べるかも大切ですが、食べるタイミングも大切ですね。
人は肉、魚、穀物などに含まれるタンパク質を食品から取り、体内でアミノ酸に分解して、再び筋肉
やホルモンなどを合成します。
人間の体は、まるで精密工場ですね。
体のタンパク質を構成しているのは、20種類のアミノ酸です。
このうちの9種類は食事での摂取が不可欠な「必須アミノ酸」です。
必須アミノ酸のうち、バリン、ロイシン、イソロイシンの三つは、筋肉のタンパク質を増加させたり、長時間の運動で筋肉が分解されるのを抑制したり、運動時のエネルギー源として利用される重要な役割をします。
特にタンパク質の合成を高めるのは、ロイシン。
ロイシンの多い食品は、肉類では鳥の胸肉や豚肉や豚のロース、魚類ではカツオやマグロ、穀類では小麦など。また、大豆や納豆、卵などが挙げられます。
肉や魚、牛乳、チーズなどの「動物性タンパク質」と、豆類や白米などの「植物性タンパク質」を、半分づつバランスよく摂取することを心がけると良いです。
ただし、ベジタリアンの方は、肉や魚、卵などを食べないので、その分、豆類で上手にタンパク質をとることを心がけていきましょう。
インドでのひと月は完全なベジタリアンでした。食事のサイクルも朝ご飯は、2時間のヨガプラクティスのあとでしたし、夕飯も2時間のヨガプラクティスのあとでした。
食事のタイミングとしては、ベストタイミングだったのです。これからもこのタイミングを維持したいものです。できるかな?