病は気からといいますが、本当でしょう。

今読んでいる本は『あるヨギの自叙伝』パラマハンサ・ヨガナンダ著。

これが以外に面白い。厚い本なので、持ち歩くには不便だが、今、移動の電車のなかやお風呂のなかでも読んでいる。

興味深い一節がある。

「いいかね。お前の健康状態はお前の潜在意識の予期する通りになるのだ。想念というのは、電気や引力と同様に一種の力なのだ。人間の心は、神の全能の火花だ。そのような力を持った心で強く信じれば、どんなことでもたちどころに実現する」という弟子と師匠の会話が紹介されている。

日本のことわざにも、『病は気から』と昔から言われている。一昔前では、不治の病と言われた癌が今では早期発見で命を長らえている人々がいっぱいいる。

何かで読んだ話だが、自分を肯定的に捉え、人生に明るい希望を持っている患者の方が回復力が早いという。

私自身も、その昔、第二子を妊娠している時に、急性膵炎に掛かり、危篤になったことがある。死の淵をさまよい、三途の川を見たことがある。明るい方には川があり、綺麗な花が咲いていた。美しい音楽が流れ、行きたいと思ったのに、行けずに、暗い方へと引っ張られたら、ベッドの中。危篤状態を出した。

その後、二ヶ月の闘病生活を経て退院。無事に二番目の子どもを出産。

私の命を助けてくれたのは、可愛い子どもを残して死ねないとの思いだったと思う。その時、長男は可愛い盛りの3歳だった。子どもを、日曜日に夫が連れてきてくれる。その時が、入院中の唯一の喜びだった。そして、お腹の子どもも、二ヶ月絶食をよぎなくされたのだが、無事に生まれてくれた。

お腹の中の子どもの「生きたい。生まれたい」との強い思いがあってのことだろう。

日本の昔話に「子育て幽霊」の話がある。死んだ母親が自分の赤ちゃんを育てる話だ。
人の思いとは、かくも強いものなのだ。

『思考は実現化する』ナポレオン・ヒル著。

そして、ある脳科学者が言っているが、人間の行動の90%は、潜在意識で行われているという。

深い意識のなかで、良いこと、希望あふれること、自分が健康であること、世界が平和であることを思っていこう。