嫉妬のこわさ、愚かさを描いている「オセロ」、KAKOYOGAは京王線南大沢駅徒歩12分です。
みなさんは、シェイクスピアの作品を一度は読んだことがあるかと思います。私もたぶん学生時代にシェイクスピア全作品を読んだ記憶があります。
三か月前からシィクスピア作品を読み直しています。「ハムレット」「マクベス」と読み進み今月は「オセロ」。私は「オセロ」が、「ハムレット」や「マクベス」よりも面白かったです。
それぞれの登場人物のキャラもたっていますし、イアーゴの悪者ぷっりには感服しました。
またまた、湊かなえさんの作品を連想してしまいました。彼女の作品の読後感の後味の悪さ。
私は悪者が書けないんです。意地悪な人も書けません。人間の奥の奥深くに或る業を描けないのです。筆力が足りないのか、人間観察力が足りないのか?
それともデスデモーナのように穢れを知らないのか?(笑)
人は誰でも弱み(アキレス)があります。そこを巧につかれ、猜疑心の塊になってしまい、悲劇の道をまっしぐらのオセロ。
エミリアのセリフの中にも「嫉妬というものはみずからはらんでみずから生まれる落ちる化け物なんでございます」名セリフです。
嫉妬は、人の心を鬼にしてしまいます。そして、みずからをも不幸にしてしまいます。
ヨガの考え方からいうと、相手は自分の鏡。すべての現象は自分の心の中から起こるもの。オセロも瞑想の時間を持ち、ありのままの自分を認めて受け入れていれば、不幸にならなかったのに、と思います。
しかし、文学作品として「オセロ」は、完成品だなあと思います。「オセロ」を下敷きにして、何か作品を書けたらどんなにいいでしょうか。読んでよかった。学びがたくさんありました。
皆さんも瞑想の時間を持つようにしてくださいね。
KAKOYOGAに来てね。KAKOYOGAは京王線南大沢駅徒歩12分です。