ノンフィクションを書く原動力は自分自身が感動すること! KAKOYOGA・南大沢

私にとってのノンフィクションを書くのは、生きている感動を伝えること。
ヨガを教えるのは、ヨガで多くの人に健康で幸せになってもらいたいとの思いからだ。
ヨガも書くことも、私の人生では、なくてはならないものだ。
いつも私のレッスンを受けてくれているKAKOYOGAスタジオの生徒さんに感謝している。また、ノアスタジオ、レテスタジオ、多摩カルチャーの生徒さんたちにも感謝している。

私は、いくつかのノンフィクション作品を書いている。一番最初に書いたのは、『楽園を作った男 沖縄・由布島に生きて』(アースメディア)だ。この作品を書こうと思ったきっかけは、たまたま家族旅行で行った沖縄の八重山諸島である西表島に行ったことだ。本の出版は2000年。すでに17年前になる。さらにさかのぼること7年前、つまり24年前にこの本の主人公となる西表正治さんと出会った。彼は、西表島の鼻先にある小さな島、由布島を自力で植物園に変えた男だ。その事実を知り、7年かけて取材、調査して200枚の原稿に仕上げたのだ。彼の生きざまをいろいろな人に伝えたいと思ったからだ。取材費も自前、子ども2人を連れて、7年間沖縄、由布島に通い続けて取材した。石垣島の図書館から昭和30年代の資料も取り寄せた。この本の執筆には多くの方の協力を得て書き上げることができた。

ノンフィクションを書く原動力は、まずは自分自身が感動すること、人に伝えたいとの熱い思いを持つことだ。

2作目のノンフィクション作品は、『ともくん、かっとばせ』(アースメディ)
先天性欠損症の高校野球の選手だ。彼の努力も素晴らしいが、彼を育てたご両親も素敵だった。

『キノコ雲が見えた』(学研)は、児童文芸家協会主催のアンソロジーで、広島の被爆者を取材して執筆。『夢をあきらめないで』(偕成社)は、車いすバスケット選手が主人公。この2作は、アンソロジー作品で短編である。できれば、長編にしたかったが、そもそもの要望がアンソロジー作品だったのが、残念である。

子育てエピソードを盛り込んだのは、『自分の子供をニートにさせない方法』(宝島社・共著)

女性シリーズでは『私、離婚します! 妻たちのつぶやき』『産む、産まない』『明日はもっと幸せよ』。熟年離婚、生みたくても産めない人、産みたくない人などを取材して1冊の本にした。独身女性の胸の内をまとめたのが3冊目の本だ。

今、書きたいノンフィクションが2つある。一つは樋口希一郎。キスカ島の撤収で活躍した将校でユダヤ人を救った3人の日本人の一人である。杉原千畝が有名になっているが、彼よりも先にユダヤ人を救った人だ。それなのに、ほとんどの人が知らない。私もつい最近『帰ってきたヒットラー上下』を読み、ユダヤ人問題に強く興味を持ち、『日本人はなぜユダヤ人を迫害しなかったか』を読んで知ったことだ。でも、すでに大人向け小説では、2冊本になっていた。キスカ島撤収は、すでに映画になていた。知っている人は知っているのですね。彼は軍人としては、珍しくヒューマニストであり、公正な人だったようだ。そして、戦略にも近代的な考えを持っていた。

もう一つは沖縄。取材に通うには沖縄遠いですが、ぜひぜひ書きたいテーマ。ここでは明かしません。誰かに取られるといやなので。

今日は本のお話でした。ヨガのやるべきことの人に聖典の学習せよ。というのがある。学ぶことは生きること。ヨギーも本をたくさん読んで、自分の心を磨いていきましょう。

KAKOYOGAでは、心も体も磨けますよ! みんなKAKOYOGAに来てね。