読書は国も超え、時代も超え、民族も超えて、人と人の絆を結ぶことができます

あなたには尊敬している人、師匠と呼べる人がいますか? またはメンターと呼べれる人はいますか?
インド独立の父と言われるマハトマ・ガンジーの師匠は、なんとロシアの作家トルストイだったそうです。
若き弁護士ガンジー青年が、南アフリカで一等車に乗っていて、人種差別を受け、一等車から引き摺り下ろされました。ガンジーは、南アフリカにとどまって、インド人の人権のために戦うか、インドに逃げ帰るか一晩悩んだ結果、南アフリカに残り、インド人の人権獲得のために戦いました。そして、十年以上とどまり、インド人の人権を獲得し、祖国インドに帰りました。

インドに帰国してから、インド独立のために非暴力の戦いを開始します。そのガンジーを支えたのが作家トルストイだったのです。ガンジーはトルストイに手紙を送り、トルストイの思想への共鳴を伝えました。トルストイはその手紙を喜び、「地上におけるこんにちの活動で最も重要なもの」とガンジーを讃えました。

彼らは、その生涯で一度も会うことはありませんでした。それでも、ガンジーはトルストイを「我が師匠」と仰いだのです。

本を読むことによって、まさに自分の人生の支えになったり、人生を大きく変えることもあるのです。みなさん、読書しましょう。
読書は国も超え、時代も超え、民族も超えて、人と人の絆を結ぶことができます。

あなたの師匠は誰ですか? なりたい自分になるためにも、自分の師匠、憧れる人、目標となる人を見つけましょう。