日々良書に親しんでいきましょう!

みなさん、こんにちは。ヨガのやるべきことのひとつにスワディヤーヤ聖典の学習というのがあります。人の体は食べたものでできています。人の心は読んだ本や見た景色、出会った人の影響などでできています。日々良書に親しんでいきましょう。聖典の学習は、何も仏教書や聖書、ヨガスートラの学習に限られたことではありません。良書を読んで感動したり、心を磨いていくことが大切です。ヨガの呼吸とアーサナで体を整え、読書で心を養っていきましょう。

最近はカズオ・イシグロの本を3冊続けて読みました。『遠い山並みの光』『日の名残り』そして、『私を離さないで』です。この中で私は、『私を離さないで』がいちばんよかったです。

まだ、これから読もうと思っている人のために内容は書きません。
緻密に計算されつくされて書かれた作品だと思います。見事な伏線が張られていて、その伏線が少しづつ回収されていきます。
三島由紀夫のような計算されつくされて研ぎ澄まされた作品です。不条理の世界で人はどう生きるかというテーマを読み取れます。カフカの『ペスト』を思い出しました。
主人公のキャラが立っています。
面白くて2日で読んでしまいました。クローン人間として臓器提供という宿命を背負いながらも日々を懸命に生きている主人公たち。是非一読してみてください。

これから『忘れられた巨人』を読み始めたところです。