どん底から這い上がり希望の人生へ 『三つ編み』を読んで
『三つ編み』レティシア・コロンバニ作 早川書房発行
#三つ編み #どん底から希望の人生へ #勇気
インド人の不可触民のスニタとモントリオールの敏腕女性弁護士とイタリアのジュリアの3人の人生が髪の毛でつながっていく。
一番スニタに人生に胸打たれた。糞尿を片付ける仕事を代々受け継いでいる不可触民。カースト以下に生まれ、絶望の中で生きているが、娘には、同じ人生を歩ませたくないとの強い思いで、村を逃げ出していく。見つかると殺されるかもしれない。でも、あきらめない。夢に向かって進んでいくスニタ。
弁護士事務所のトップ2まで上り詰めた女性が癌になり、病気が原因で仕事をはされていく。自分の弱みを見せたくないサラ。
かつら工場のジュリア。父が交通事故でこん睡状態になり、工場は破産寸前。父は死に、ジュリアが窮地を乗り超えていく。
あきらめない女性たち、どん底でも負けない女性たちに拍手を送りたい。 勇気を出して始めの一歩を踏む出すことで人生が開かれていくことを教えてくれている物語です。
作者は、苦境に生きる3人の女性に寄り添って物語を書いているところに好感が持てる。
『ヨガの幸せに生きる智慧』森本和子著 アーズメディア発行 もよろしくお願いします。まだ読んでいない人は、ぜひ読んでください。