ヨガの根幹をなすヨガ哲学の話をします!南大沢KAKOYOGAスタジオ

 

ヨガの根幹をなすヨガ哲学の話をします!南大沢KAKOYOGAスタジオ

皆さん、こんにちは。今日はヨガのポーズや呼吸法だけでなく、ヨガの根幹をなす**ヨガ哲学**についてお話ししましょう。

ヨガは単なるエクササイズではありません。それは**約5000年前にインドで生まれた、心と体、そして魂を統合するための体系的な実践と哲学**です。

ヨガの真髄は、**「心の動きを止滅すること」**にあります。現代社会はストレスに溢れ、私たちの心は常に過去や未来に囚われ、落ち着く暇がありません。

ヨガは、**アーサナ(ポーズ)、プラーナーヤーマ(呼吸法)、瞑想**などを通して、私たちをこの心の波から解放し、穏やかで満ち足りた状態へと導きます。

ヨガ哲学の基礎となるのは、**「ヨガ・スートラ」**という経典です。そこには、**八支則**と呼ばれるヨガの8つの段階が説かれています。

**1. ヤマ(禁戒)**: アヒンサー(非暴力)、サティヤ(正直)、アスティヤ(不盗)、ブラフマチャリヤ(禁欲)、アパリグラハ(不貪)という5つの道徳的な規範を守ること。

**2. ニヤマ(勧戒)**: シャウチャ(清浄)、サントーシャ(知足)、タパス(苦行)、スヴァディアーヤ(学習)、イーシュヴァラ・プラニダーナ(神への委ね)という5つの自己鍛錬を実践すること。

**3. アーサナ(坐法)**: 安定していて、快適な姿勢を保つこと。体の柔軟性と強さを養い、心を安定させます。

**4. プラーナーヤーマ(呼吸法)**: 呼吸をコントロールすることで、プラーナ(生命エネルギー)の流れを調整し、心身を活性化します。

**5. プラティヤハーラ(制感)**: 五感を外側に向けず、内側に向けることで、心の静寂を生み出します。

**6. ダーラナ(集中)**: 意識を一点に集中することで、心の散乱を防ぎます。

**7. ディヤーナ(瞑想)**: 集中が深まり、対象と一体となる状態。

**8. サマーディ(三昧)**: 瞑想が極限まで深まり、自我意識が消滅した、至福に満ちた状態。

これらの段階を順番に踏むことで、私たちは本来の純粋な意識に目覚め、真の幸福へと到達できるとされています。

ヨガは、競争ではありません。他人と比べる必要はありません。ご自身のペースで、ご自身の心と体と向き合いながら、ヨガの道を歩んでいきましょう。

Namaste.